財務3表マスター

会計の仕組みを知るなら、財務3表に取り組め!

財務諸表はなんのためにあるのか?

すべての会社は最低でも1年に1回以上、決算を行うことが義務付けられています。

ですので財務諸表は義務だから仕方なく作ってる? いえいえ、そんな単純なものではなく、会社が財務諸表を作成するのは、ある程度の期間の活動成績を振り返るためであり、日々の営業活動を記録し、その結果としてどのような状況下に、現在置かれているのかを見つめなおし、今後に活かしていくためであるのです。

ペンと電卓
ペンと電卓

もちろん、財務諸表にはステークホルダーに対する報告という意味もありますし、会社に投資してくれた株主や投資家に対して、会社活動の報告をし、利益が出た場合には配当金などによって、その利益の一部を還元したり、銀行や金融機関などには資金融資のため、または借り入れの際にも返済できるのかどうかを判断する基準ともなります。

また会社が支払う税金の計算でも財務諸表が使われますし、国や行政への報告も大切です。

つまり財務諸表は、実際の営業活動を見なくても、その会社の状況を判断することができるものであり、対外的にも自社内的にもとても大切なものなのです。